棗坂(なつめざか)猫物語

猫目線の長編小説

2022-03-01から1日間の記事一覧

7章

7章「ところで、サクラって、ホントに占い出来んの?マジ、インチキ臭いんだけど」マスターの入れた、少しツンとした癖のある香りのコーヒーを飲みながら、キョウヘイが言った。「あなた、ホントに失礼ねぇ。でも、まぁ、半分は図星ね」「おっ、遂に白状したな」「…